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機械仕掛けのトマト

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「Garden」裏話①

2016/02/19(Fri)20:53

日記連載小説「Garden」をお読みいただきありがとうございます。
ここでは、そんな「Garden」の裏話的なお話が出来ればと思い、こちらも日記上に書かせて頂ければと思っております。

※「Garden」のネタバレを含みます。本編を未読の方は、注意願います。



・・・さて、前振りはこの辺にして。
「Garden」第一章がやっと終わったー!!
ということで、ひとまず第一章分の裏話をさせて頂きます。
息抜き的な、箸休め的な、そんなものなので、あんまり真剣に読む必要はありません。
ハッキリ言って、本編とは何の関係もございません。覗きに来られた方、お暇つぶし程度に楽しんで頂ければ幸いです。すでに、この時点で「幸い」を「さいうぇい」って打ち間違えるくらいにはアラブ首長国連邦(あらぶっているの意)ですので、お気を付けあそばし。(言語統制がとれていない)

今、改めて「Garden」の書き始めを確認しましたら、なんと2009年9月になっている驚愕の事実に、目を白黒させて、いや、私の目は最初から白と黒だ。とハッとしたわけですが。
プロローグと第一章併せて9話。この9話が書き終わるまでに、実に6年4ヶ月29日掛かっているわけですね。
約6年とすると、割れば、1年に1話は書いていた計算になるのですが、そんな素敵定期更新をしていた記憶は、私にはトンとございません(笑顔)
書くときは一気です。なら、早々に書けってね。すみませんでした!!(土下座)

さて、ではでは気を取り直して、幾つかトピックス的な感じで裏話をしていきたいと思います。


■トピックス1ー「Garden」誕生秘話ー

まず、何故この物語が生まれたかについて。
きっかけは、1枚のイラストでした。
それは、こちらの日記に載せているのですが、えっと何時だったか・・・・2009年9月11日の日記に載せているおかっぱの女の子です。これが、リリスの元になった子。というかリリスです。
日記にも書いていますが、ビジュアルの気に入る子が描けたので、この子で何か物語が書きたいなぁと言っていたことを有言実行したわけです。
しかし、ただ気に入っただけだったなら、9月11日の記事投降後、同月19日から連載開始などという怒涛の勢いにはならなかったでしょう。(というか、間1週間かよ!)
実は、これにはリアルの友人が一枚絡んでおります。
私が日記を投稿した際に、その友人が「イラストのキャラクターが気に入った」といった内容のコメントをくれました。その時彼女は、版権物の夢小説サイトを運営していたのですが、後の彼女とのメールのやり取りで、その夢主人公のイメージに、私の描いたイラストのキャラクターがとても一致していて、「もしかして・・・?」という感じになりました。
それが実は、“ドンピシャ”というか“まさに”だったのですよ。彼女のサイトの小説を私も読んでいたのですが、その小説に出てくる主人公をイメージして描いたのが、その日の日記に載せていたイラストだったのです。まさか、作者本人に言い当てられるとは思っておらず、というか、実は彼女の小説の中には、詳細に主人公を描写している部分は殆どなかったんです。
だから私も、読んでいて勝手に思い描いていたイメージで描いたというだけで、まさかそれが作者のイメージと一致しているとは思わず、かなり驚きました。こういうことってあるのですね。
恐らく、彼女のサイトを教えてもらって間もなかったんでしょうね。「どんな子なんだろう、うーん、ちょっと描いてみよう・・・・こうかな?違うなぁ・・・こうかなぁ?あ、このキャラ良い感じだな。今度使おう。」みたいな感じで、もそもそ描いたものでした。
で、キャラクターを気に入ってくれる人がいたこともあり、「やっぱりこの子で物語を書こう!」と一念発起。連載が始まったというわけです。


■トピックス2ー「Garden」の世界観ー

では、このキャラクターを使ってどんな物語を書こうか。
それを考える時に、私は自分の持っているネタストックを見渡しました。
私には、あまり公に出すことなく、個人的にノートなどで書いていたりする小説というのが、幾つか手元にあります。読者は妹くらい。寧ろ、誰にも見せていないみたいなものもあったり、なかったり。
で、そのノートに手書きで書いている小説の中で、使えると思われる世界観を見つけました。(これもまた、全然書き進められていなくて中途半端になっているのですが)
それが「Garden」でした。
小説のタイトルは全然違いますが、国名が全て花の名前。そのため「Garden」と呼ばれる世界。という設定の物語があり、この世界観を使って書けるのでは?とひらめいたわけです。
ちなみに、そちらの物語は同じ世界観の中でも、今「Garden」として描いている物語とは時代が違います。リリスやアデルが生きている「Garden」の世界から、恐らく100年くらい後の未来のお話です。つまり、元々書いていた創作小説の過去の物語を描こう。そこに、このキャラクターを使おうと思い立ったわけです。
・・・「Garden」がまだ第一章を終えたところだというのに、その遥か先の物語がすでにあるというなんともびっくりな感じですが、まぁ、そういうわけです。
そちらの物語も、気が向いたら、HPに掲載していけたらいいですねぇ。
なので、元々あった物語に、過去、何がこの世界で起こっていたのかという、バックストーリーを新たに考えて出来上がったのが、「Garden」です。
こんな感じで、「Garden」の世界観が決まりました。


■トピックス3ーキャラクターについてー

ここから、第一章で出てきた主要キャラクターについて、語っていきましょうか。

○リリス・ブラウン
本作の重要キャラクター。彼女のために、物語を創ったと言っても過言ではない。というかその通りなんですが。
彼女は、初めからビジュアル設定があったので、名前やその他の詳細を決めていけばよかったのですが、例の友人より設定を頂いて、それを使用させてもらっています。(性格や趣味・口調等々)能力については、私が勝手につけたものなので、別です。
名前については私が考えましたが、これもまた、彼女に「これとこれとこれ、どれがいいかなぁ」的な相談をしながら、決めていきました。
実際に、物語を書くにあたっては、完全に私が一人で書いているので、すでに友人のイメージからは離れていっているのではないかという懸念はありつつ、とにかく勝手に突っ走ってくれちゃう子なので、書いている私も、手放し放置で自由に動いてもらっています。
彼女の力が、今後どういった方向に展開していくのか、それはこれから先のお楽しみ。

○アデル・ガーランド
本作のリリスに次ぐ、主要キャラクター。
第一章を見る限り、情けない姿が多いのですが、真面目で誠実で、世界を平和にするという固い決意と熱意の持ち主。ちょっとお堅い、優等生タイプの軍人です。
本編ではあまり描写されておりませんが、黒髪・黒目(ダークグレー)の物凄くノーマルな見た目をしております。・・・今度、ちゃんとキャラクタービジュアルをHPに出しますね。すみません。
彼の設定も、結構すんなりと決まりました。それには訳がありまして、「Garden」の元になった物語に登場するキャラクターと繋がりがあるからです。
そのキャラクターの名前は『ロバート・ガーランド』。アデルの子孫にあたります。(100年後くらいだとしたら、孫?かもしれない)
なので、ファミリーネームとビジュアル(これも似てる)が先に決まったキャラクターです。
性格も似ています。この一族は何か呪われているのか、トラブル吸引体質なのか、ロバートも大変なことに巻き込まれて行ってしまうのですが・・・・それはまた、別のお話。
お堅いしっかり者なアデルですが、物語冒頭でさらりと嘘をついてみせたりする、ある程度の器用さは持っています。ですが、リリスを相手にすると、どうしても彼女のペースに引きずられてしまい、振り回されている感が否めない。
こんなにへたれにするつもりはなかったのになぁ。などと思いながら、いつも書いております。本当は、しっかりした人なんですけどね。リリスがマイペースすぎるんです。
今後、彼の恰好良いところも書いていけたらいいなと思っています。

○マルグリットさん
このキャラクターは、第一章でかなり重要な役目を果たしたキャラクターと言えるのではないでしょうか。
しかし、なんと驚くべきことに、元々は書く予定のなかったキャラクターなのです。
恐ろしいことに、私が第一章の各話について書いているプロット上には、全く登場しません。彼女は、物語を書きながら突然現れたキャラクターで、物語冒頭の乗合馬車でアデルと会話しているお祖母さんが、まさか、リリスがレースを納品しているレース屋さんのお祖母さんだったなんて・・・!!と、私も書きながらびっくりしました。(どういうことだ)
もちろん、冒頭でアデルがお祖母さんと会話をするというのも予定になく、書き始めたら急に話し掛けられました(え)更に、リリスとアデルが町へ繰り出す話も、色々なお店を回ることにはなっていましたが、レース屋に行く描写は全く予定になく、気付いたらリリスが勝手にレースの納品に行くって言い出すから・・・(え)
しかし、全体を見てみると、どう考えても重要な場面ですよね、あれ。
そして、7話にして、最重要人物として満を持して登場&重要なセリフを言って消えていくというなんとも大きなインパクトを残していきました。
凄いね、この人。突然出てきて、重要なポジションかっさらっていったよ!
そんなスーパーお祖母さんです。


■トピックス4ープロットとのズレー

キャラクター裏話にもあったように、私は往々にしてプロットと本編にかなりの確率でズレが生じます。
そのズレズレな部分を、一部抜粋してご紹介。

===================
【第一章4話・プロット】
夢・宿で起きる
自分の任務について、決意を新たに
落ち着いてから、岬の方へ
丁度、家からリリスが出てくるところだった
一緒に町の方へ
行く途中で「そういえば、任務って・・・?」「教えられない」とか

町に着き、
八百屋、くだもの、さかな、本屋(最後)などを回る
どの店の人も、町の人達も明るく声を掛ける
子供たちが集まって来て、ボールで遊んであげたり、花の冠をもらったり、
町の人がアデルに話しかける「良い子だよ」

町から帰る時、
「それじゃあ、今日はこれで」りんごもらう、次の日も来ると信じているリリスは「また、明日。」と明るく別れる。
別に、遊びに行っているわけではないのだが・・・と思いつつ、笑みがこぼれる。
===================

上記が、私が書いている4話のプロットです。
見ての通り、詳細っぽくて詳細でないような不思議なプロットなのですが・・・。

ツッコミ所1
「丁度、家からリリスが出てくるところだった」って、あの大激突シーンについてはまるで書かれていない!あれも、書き始めたら、急にリリスが体当たりしてきました(真顔)
しかも、任務の話をしたことになってるけど、実際には「仕事で・・・」って言ってずっと隠していましたしね。

ツッコミ所2
町の描写について、メモ上には「本屋」に○までつけて「最後」って書いてあるんですよ。
でも、実際はレース屋に行ってたけどな!?子供たちと遊ぶ場面とか、どこに飛んでいったし!町の住民の誰かが「リリスちゃんは、良い子だよ。」的なことを話す場面が、全て意味深なマルグリットさんに持ってかれている驚愕の事実。

ツッコミ所3
最後のりんごはマストだったんだ!?
まさかの締め方は、そのままでまとめになっています。マルグリットさんの隙間を縫って入ってくる技術力の高さには、もう脱帽です。

プロットを知ってから、もう一度4話を読んでみると、そのギャップに驚くと思います。
ちなみに、この4話で出てきたエミリーちゃんが、7話で怪我をしていましたが、プロット上は、4話で花冠を作ってくれた子供が怪我をすることになっておりました。
そういえば、エミリーちゃんも、突然出て来たな・・・。(遠い目)



さて、こんな感じで、急に始めた第一回「Garden」裏話は、終わりにしておきましょうか。
また、間は空くかと思いますが、これから第二章へと物語は続いていきますので、読んでくださっている方は(いらっしゃれば)、これからも引き続き、お付き合いいただけますよう、どうぞよろしくお願い致します。
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No.525|Garden裏話Comment(0)Trackback

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